文法/語法問題ゼミ(2)♯1『動詞の形』

今回から、南山英語で出題される文法/語法問題の代表的なパターンを解説していきます。

数が多いように感じるかも知れませんが、過去問を解くたび、どのパターンに当てはまるのか確認しながら解くクセをつければ、自然とマスターできますから安心してください。

南山英語・文法/語法問題16パターン
2018年度は頻出分野の『比較』『助動詞』を加えて16パターンとしました。
♯1   『動詞の形』
♯2   『前置詞vs接続詞vs副詞』
♯3   『他動詞vs自動詞』
♯4   『時制』
♯5   『態』
♯6   『語法』
♯7   『関係詞』
♯8   『構文』
♯9   『修飾』
♯10『品詞』
♯11『主述の一致』
♯12『前置詞』
♯13『句動詞』
♯14『比較』NEW!!
♯15『助動詞』NEW!!
♯16『文脈』

♯1『動詞の形』

[例題1]2016人文学部(キリスト教学科・人類文化学科) 経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
I know what happened to the book. I saw Paul (      ) it from Jenny’s desk.
(A) taking
(B) took
(C) to take
(D) has taken

前回学んだ知識を使って解いていきましょう。
まず始めに行うのは『選択肢の分類』でしたね。問題文の和訳をとばして選択肢を眺めると、(A)から(D)まで動詞takeの変化した形が並んでいます。

(A) taking現在分詞
(B) took過去形
(C) to take不定詞
(D) has taken現在完了形

このように選択肢すべてが1つの動詞の変化した形である設問パターンを『動詞の形』と呼んでいきます。
このパターンでは選択肢に動詞の原形3人称単数、-ing-edto-不定詞完了形などが並びます。

選択肢から『動詞の形』パターンであると判断したら、空欄の前後をチェックして、動詞の形を決定するキーワードを探していくのが基本的な解き方です。

I know what happened to the book. I saw Paul (      ) it from Jenny’s desk.

例題に戻ると、空所の2つ前にsawという動詞があります。
これは知覚動詞の用法をもつseeの過去形ですから、ここから(      )に入る動詞の形を決定できそうですね。

知覚動詞としてのseeは、

see目的語+[原形/現在分詞/過去分詞]

という形で使われますので、選択肢の中では(A)taking以外は文法的に正しくありません。よって(A)が正解です。

もう1問解いてみましょう。

[例題2]2015人文学部(キリスト教学科・人類文化学科) 経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Nobuo was made (      ) even though he hadn’t done anything wrong.
(A) apologize
(B) to apologize
(C) apologizing
(D) to have apologized

本問もまず選択肢を見比べて分類してみましょう。

(A) apologize原形不定詞
(B) to apologizeto-不定詞
(C) apologizing現在分詞
(D) to have apologized(完了形)不定詞

動詞apologizeの変化した形が並んでいるので『動詞の形』パターンですね。

Nobuo was made (      ) even though he hadn’t done anything wrong.

『動詞の形』パターンかな?」と推測したところで(      )の前後をチェックすると、空欄の直前がwas madeとなっています。

made使役動詞makeの過去形ですから(A)の原形不定詞を選びたくなるところですが、makeを受動態にして「~させられた」という意味を表すときは、動詞の原形ではなくto-不定詞が使われますので、(B)to apologizeが正解です。


まとめ

『動詞の形』パターンの解き方
1. 選択肢を見比べる
選択肢すべてが、ある動詞の変化した形である→『動詞の形』パターン

[例] 選択肢が、(A)take  (B)to take  (C)taking  (D)have taken
→動詞takeが変化した『動詞の形』パターンである

2. 空欄を含む文の構文をチェックして、空欄に入る動詞の形を決定する
[例]

1.空欄前が前置詞動名詞(ing形)
2.空欄前が不定詞のみを目的語にとる動詞→to不定詞
3.空欄前が動名詞のみを目的語にとる動詞→動名詞(ing形)
4.使役動詞+目的語+(      )→原形不定詞
5.知覚動詞+目的語+(      )→原形不定詞or現在分詞or過去分詞


2017年の問題を解いてみよう

2017外国語学部(英米学科)・総合政策学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Robert couldn’t find his keys anywhere, so he gave up (      ) for them.
(訳)ロバートは鍵がどこにも見つけられなかったので、探すのを諦めた。
(A) look
(B) looking
(C) to look
(D) looked
[解説]選択肢が動詞lookが変化したものになっている典型的な『動詞の形』パターンです。空欄直前のgive upは動名詞だけを目的語にとるので(B)lookingが正解です。
[語句] give up doing「~するのをやめる」
2017人文学部(キリスト教学科、人類文化学科)・外国語学部(スペイン・ラテンアメリカ学科、ドイツ学科)・経営学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Lisa’s piano playing became so good that her parents encouraged her (      ) at it.
(訳)リサのピアノの演奏はとても素晴らしかったので、彼女の両親は頑張って続けるよう彼女を励ました。
(A) to keep
(B) keep
(C) keeping
(D) kept
[解説]選択肢を見比べると、全て動詞keepが変化したもの[ (A)to不定詞, (B)原形, (C)ing形, (D)過去形(過去分詞) ]になっているので『動詞の形』パターンです。
このパターンでは空欄を含む英文の構造に着目して、文法/語法の知識から正解を導いていきます。
本問では空欄の前にあるencouragedに着目できるかがポイントになります。
encourageは「SVO to do」の形をとる動詞なので(A)to keepが正解です。
[語句] encourage A to do「Aに~するように励ます」/ keep at A「A(仕事など)を続けて[熱心に]する」
2017法学部国際教養学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
(      ) Noriko did not have enough time to study, she did quite well on the quiz.
(訳)ノリコに勉強する時間が十分になかったということを考えれば、彼女は小テストでとてもよくやった。
(A) To consider
(B) Considered
(C) Considering
(D) Consider
[解説]選択肢を見比べると、全て動詞considerが変化した『動詞の形』パターンであるということが分かります。
本問では空欄の後にSVの揃った (Noriko did not have enough time to study) が続いていることに気づけるかがポイントになります。
空欄の語は前半と後半の節をつなぐ働きをしているので、選択肢の中で唯一の接続詞である(C)Considering(~であることを考えれば)が正解になります。
[語句] considered(形)良く考えた上での / considering (that) S V(接)SVであることを考えれば(= given (that) S V) /(前)~を考慮すれば

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