誤り指摘問題

1.外国語学部以外での出題
2016年は外国語学部を除いたすべての学部で、英文の中に含まれた誤りを指摘する問題が5問出題されています。年度によっては出題されない年もあるのですが、出題の可能性がある以上、最低限の対策はしておきたいものです。2016y10m12d_135243038

2.英語の知識を総動員して解く問題

[例題1]2016年人文学部(心理人間学科・日本文化学科)
以下の文の下線を付けた語(句)のうち, 一つが誤りです。その誤りを(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
In Japan, It is (A)increasingly popular for girls to exchange gifts with their female friends (B)in Valentine’s Day. In the past, girls (C)used to give presents only to boys, but this has changed (D)over time.
正解(B)inon(特定の日時(Valentine’s Day)につく前置詞はonである)

設問は2つの文から構成されています。誤りを含むとされる下線は文を構成する様々な要素に施されています。この設問では(A)increasingly→副詞, (B)in→前置詞, (C)used to→助動詞, (D)over time→副詞に下線が引かれています。このことから、この問題を解くためには、副詞・前置詞・助動詞の知識が必要になることがわかります。

もう1問見てみましょう。

[例題2]2016年経営学部・理工学部(A方式)
以下の文の下線を付けた語(句)のうち, 一つが誤りです。その誤りを(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
(A)I find it hard to believe that 20 years (B)were passing since I (C)graduated from high school. It seems like (D)only yesterday that I was a student here.
正解(B)were passinghave passed(since以下が過去形なので主節の時制は現在完了形になる)

今度は(A)I find itSVO, (B)were passing→過去進行形, (C)graduated from→自動詞+前置詞, (D)only yesterday→副詞+形容詞 に下線が引かれています。
このように、英文を構成する様々な要素に対して下線が施されているので、正解を選ぶためには英語の知識を総動員しなければなりません

3.誤りを見抜くヒントは必ずある
出題文で『誤りがあります』と書いてあるのですから、常識的な英語の文として、誰が読んでも間違っているということです。
ということは、誤っている箇所の前後には間違いの根拠となる表現が必ずあるはずです。
正しい表現にはないこともありますが、誤りには必ずヒントがあります。設問例①では(B)inの直後のValentine’s Day, 設問例②では(B)were passingの直後のsinceによって下線部が誤りだと判断できます

4.どんな対策をすればいい?
この分野は出題された場合でも最大5問ですから、正誤問題にしぼった新たな問題集に手を出すより、普段の学習の中で正確な知識を蓄えることのほうが有効です。文法・語法問題集を解くときは解答以外の解説もしっかり読んだり、間違えた問題は文法書でも確認しましょう。その上で過去問を解いていけば、どのような項目が狙われやすいのか傾向が見えてきます。この分野でも南山では頻出事項がありますので、随時紹介していこうと思います。

【誤り指摘問題対策】
1. 文法・語法問題集, 文法書で正確な知識を固める
2. 誤りのヒントに注意しながら過去問演習をする
3. 出題数は最大5問なので, 対策は必要最小限で