直前対策ゼミ(2)「ifを省略した仮定法(1/2)」

2011~2015年に出題された文法問題の頻出分野ベスト5は仮定法/完了形/助動詞/分詞/倒置でした。出題率1位仮定法は5年間で18問の出題があり、2位の完了形(12問)・助動詞(12問)に比べて高い出題率です。さらに、2016年には全ての学部仮定法に関する文法/語法問題が出題されました

文法/語法問題頻出分野2011~2015年
1位 仮定法 18問
2位 完了形 12問
2位 助動詞 12問
4位 分詞      10問
5位 倒置     7問

仮定法は完了形や助動詞・倒置(ifの省略)などと複合した問題を作成しやすいので、今後もこの傾向は続くのではないかと思われます。この5分野に不安がある受験生は参考書を読み直したり、問題集を解き直しておくと良いでしょう。

それでは実際に1問解いてみましょう。

[例題①]2016年経営学部・理工学部(A方式)
(      )内に入れるのに最も適当なものを, (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
8. Had we known that the government was going to build a highway nearby, we wouldn’t (      ) here.
(A) move
(B) moved
(C) have moved
(D) had moved

仮定法の問題であることを知らないという前提で解説していきます。
選択肢を見比べると、動詞moveの様々な時制(原形/過去形/現在完了/過去完了)が並んでいますので、時制パターンであることがわかります。
時制パターンであると判断したら、空欄の時制を決定するヒントを見逃さないように構文をチェックしていきます

[構文的アプローチ]問題文の文法要素をチェックして文法的な誤りを含む選択肢を除外することをいいます。
Had we known that the government was going to build a highway nearby, we wouldn’t (      ) here.
空欄前に助動詞wouldn’tがあるので ,(B)movedは文法的に不可で, 残る選択肢の時制は以下の通りです。
(A) move→原形
(C) have moved→現在完了形
(D) had moved→過去完了形
we wouldn’t (      ) hereのみでは時制を決定できませんので, 前節を見てみます。すると,
Had we known that…(…ということを知っていたならば)
というifを省略した仮定法過去完了条件節があることに気がつきます。ここから, 帰結節〈主語+助動詞の過去形+have+過去分詞〉となることを推測できますので(C)have movedが正解であるとわかります。

〈ifを省略した仮定法〉
仮定法におけるifを省略すると倒置が起こり, 疑問文と同じ語順になります。この形をとるのは, were, hadおよびshouldの場合のみです。
[例]
Had we known that the government was going to build a highway nearby, we wouldn’t have moved here.
訳)政府が近くに高速道路を作る予定だと知っていたなら, 私たちはここに引っ越して来なかったのに。
 ifを補って表現すると以下のようになります。
If we had known 
that the government was going to build a highway nearby, we wouldn’t have moved here.

ifを省略した仮定法は受験生の苦手分野であり、南山英語の頻出分野です。次回も2016年に出題された仮定法の問題を題材にしてifを省略した仮定法を解説します。

センター試験お疲れ様でした!!

厳しい寒さの中でのセンター受験、お疲れ様でした。
第1関門が終わったばかりで、今はまだ、春の訪れを遙か遠い先のように感じているかもしれませんね。しかし、校庭の桜に目をやれば雪の降り積もる中、その枝には蕾が膨らみ始めています。
南山大学を目指す者どうし、今はまだ憎きライバルですが、その中には生涯付き合っていく親友や人生の伴侶となる彼(彼女)がいるはずです。みんな春の訪れを信じて冬を耐え忍んでいます。あなたと4月に南山大学のキャンパスで出会うことを信じて…。
本番まで残り3週間。最後まであきらめずに合格を目指して一緒に頑張りましょう!!