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第2講/前置詞vs接続詞vs副詞

『前置詞vs接続詞vs副詞』パターンとは、選択肢が前置詞接続詞副詞の3つで構成されているものをいいます。
このパターンで基本となるのはそれぞれの品詞が「何をつなぐのか?」という観点です。

前置詞…名詞をつなぐ
接続詞
S(主語)V(述語)から成るをつなぐ

副 詞つなぐ機能を持たない  但し, however, besidesなどの接続副詞は節をつなぐことができる 

このパターンでは、似たような意味の選択肢を並べて受験生を戸惑わせるので、品詞の分類が最も重要です

それでは、実際に問題を見ながら解説していきましょう。

前置詞vs接続詞vs副詞

[例題1]2013人文学部(キリスト教学科・人類文化学科) 経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
(      ) Emily Dickinson was virtually unknown during her life, today she is recognized as one of American’s most original poets.
(訳)エミリー=ディキンソンは、存命中は事実上ほとんど知られていなかったが、今日彼女はアメリカの最も独創的な詩人の一人として認識されている。
(A) Although
(B) Even
(C) Despite
(D) However

便宜上和訳を載せていますが、ないものとして解説を読んでください。

この問題を和訳先行で解こうとすると、すべての選択肢が逆接の意味をもつので、(A)から順に選択肢の訳語を当てはめていっても答えは1つにしぼれません。

そこで、文法/語法問題での定石にしたがい、問題文の和訳は後回しにして、まずは選択肢の分類をしていきましょう

(A) Although接続詞
(B) Even副詞
(C) Despite前置詞
(D) However副詞

分類の結果、選択肢は接続詞副詞前置詞で構成されていることがわかりました。
このように選択肢が前置詞()・接続詞副詞()から成る設問パターンを『前置詞vs接続詞vs副詞』と呼んでいきます。

『前置詞vs接続詞vs副詞』パターン
選択肢が前置詞接続詞副詞で構成されている

設問パターンが把握できたところで、本文を検討しましょう。

[空欄の語は何と何をつないでいるか?]
(      ) Emily Dickinson was virtually unknown during her life, today she is recognized as one of America’s most original poets.


空欄に入る語は、主語(Emily Dickinson)と動詞(was unknown)を含むを、後半の(today She is recognized…)につないでいるので(      )には節をつなぐ働きをする接続詞が入ると推測できます。

選択肢の一覧に戻ると接続詞は(A)Althoughだけですね。これが正解です。もし、接続詞が複数ある場合は、意味が文脈にふさわしいほうを選びます。

(D)Howeverは副詞ですが「どのように…しても」という譲歩節を導く用法があり、節と節をつなぐ機能があります。

接続詞的に使われるhowever
However carefully we drive, an accident might happen. (いかに注意して運転していても、事故は起こりうる)

しかし、ここまで覚えるのは負担ですし、この用法で出題されたことはないので、
however副詞→節をつなぐ機能をもたない
と考えて大丈夫です。

問題文を和訳しなかったぶん、余計な回り道をせずに正解に辿り着くことができました。
もう1問解いて練習してみましょう。

[例題2]2014年外国語学部(英米学科) 総合政策学部(A方式)
(      )内に入れるのに最も適当なものを、(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
(      ) the damage caused by the typhoon, the trains are still running.
(A) Although
(B) However
(C) In spite of
(D) Because of

今回も、まず選択肢の分類をします。

[選択肢の分類]
(A) Although接続詞
(B) However副詞
(C) In spite of前置詞句
(D) Because of前置詞句

(C)in spite ofと(D)because ofは2語以上の語がまとまって1つの前置詞の働きをする前置詞句です。

選択肢は前置詞(句)、接続詞、副詞で構成されているので『前置詞vs接続詞vs副詞』パターンの可能性を念頭に置いて構文を確認していきます。

[空欄の語は何をつないでいるか?]
(      ) the damage caused by the typhoon, the trains are still running.

空欄の後にはthe damage caused by the typhoon(台風によってもたらされた損害)という名詞句がきているので、(      )には前置詞(句)である(C)In spite of「~にもかかわらず」(D)Because of「~の原因で」のどちらかが入ります。

正解の候補が2つあるので文の内容を検討していきます。

[文法的に正しい正解候補が複数ある→文脈に合う方を選ぶ]
(      ) the damage caused by the typhoon, the trains are still running.

(訳)台風による損害が(      )、列車は依然として走っている。

台風被害があるにもかかわらず、列車が運行しているということは逆接の関係なので(C)In spite of~にもかかわらず」が正解になります。

今回は文法的に正しい正解候補が2つあったので問題文の内容を検討しました。
文法的に正しい選択肢が2つ以上あるときは、文意を把握しなければ解けませんが、品詞を正確に分類しておけば和訳なしであっさり解けることも多いのがこのパターンの特徴です。

まとめ

『前置詞vs接続詞vs副詞』パターンの解き方
1. 選択肢を見比べる
選択肢が前置詞接続詞副詞で構成されている→『前置詞vs接続詞vs副詞』パターン
[例] 選択肢が, (A)that( (B)during()  (C)since(/)  (D)even()
前置詞接続詞副詞で構成されているので『前置詞vs接続詞vs副詞』パターンである。

2. 空欄を含む文の構文をチェックして、空欄の語が何と何をつなぐか確認して正解候補をしぼる
[例]
1.空欄が名詞をつないでいる→前置詞
2.空欄がをつないでいる→接続詞
3.空欄はなにもつないでいない(空欄は文(または文の要素)を修飾している)→
副詞

3.正解候補のうち、文脈に合うものを選ぶ→例題2参照

第1講/動詞の形

今回から、南山英語で出題される文法/語法問題の代表的なパターンを解説していきます。全部で16パターンになります。
パターンの数が多いように感じるかも知れませんが、過去問を解くたび、どのパターンに当てはまるのか確認しながら解くクセをつければ、自然とマスターできますから安心してください。

動詞の形

[例題1]2016人文学部(キリスト教学科・人類文化学科) 経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
I know what happened to the book. I saw Paul (      ) it from Jenny’s desk.
(A) taking
(B) took
(C) to take
(D) has taken

前回学んだ知識を使って解いていきましょう。
まず始めに行うのは選択肢の分類でしたね。問題文の和訳をを我慢して選択肢を眺めると、(A)から(D)まで動詞takeの変化した形が並んでいます。

[①選択肢の吟味→パターン判別]
(A) taking現在分詞
(B) took過去形
(C) to take不定詞
(D) has taken現在完了形

このように選択肢すべてが1つの動詞の変化した形である設問パターンを『動詞の形』と呼んでいきます。
このパターンでは選択肢に動詞の原形3人称単数-ing-edto-不定詞完了形などが並びます。

選択肢から『動詞の形』パターンであると判断したら、空欄の前後をチェックして、動詞の形を決定するキーワードを探していくのが基本的な解き方になります。

[②『動詞の形』→動詞の形を決定する語句を探す]
I know what happened to the book. I saw Paul (      ) it from Jenny’s desk.

例題に戻ると、空所の2つ前にsawという動詞があります。
これは知覚動詞の用法をもつ動詞seeの過去形ですから、ここから(      )に入る動詞の形を決定できそうですね。

知覚動詞としてのseeは、

see目的語+[原形/現在分詞/過去分詞]

という形で使われますので、選択肢の中では(A)taking以外は文法的に正しくありません。よって(A)takingが正解になります。

もう1問解いてみましょう。

[例題2]2015人文学部(キリスト教学科・人類文化学科) 経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Nobuo was made (      ) even though he hadn’t done anything wrong.
(A) apologize
(B) to apologize
(C) apologizing
(D) to have apologized

本問もまず選択肢を見比べて分類してみましょう。

[①選択肢の吟味→パターン判別]
(A) apologize原形不定詞
(B) to apologizeto-不定詞
(C) apologizing現在分詞
(D) to have apologized(完了形)不定詞

動詞apologizeの変化した形が並んでいるので『動詞の形』パターンですね。

[②『動詞の形』→動詞の形を決定する語句を探す]
Nobuo was made (      ) even though he hadn’t done anything wrong.

『動詞の形』パターンかな?」と推測したところで(      )の前後をチェックすると、空欄の直前がwas madeとなっています。

made使役動詞makeの過去形ですから(A)の原形不定詞apologizeを選びたくなるところですが、makeを受動態にして「~させられた」という意味を表すときは、動詞の原形ではなくto-不定詞が使われますので、(B)to apologizeが正解です。


まとめ

『動詞の形』パターンの解き方
1. 選択肢を見比べる
選択肢すべてが、ある動詞の変化した形である→『動詞の形』パターン

[例] 選択肢が、(A)take  (B)to take  (C)taking  (D)have taken
→動詞takeが変化した『動詞の形』パターンである

2. 空欄を含む文の構文をチェックして、空欄に入る動詞の形を決定する
[例]

1.空欄前が前置詞動名詞(ing形)
2.空欄前が不定詞のみを目的語にとる動詞→to不定詞
3.空欄前が動名詞のみを目的語にとる動詞→動名詞(ing形)
4.使役動詞+目的語+(      )→原形不定詞
5.知覚動詞+目的語+(      )→原形不定詞or現在分詞or過去分詞

第0講/選択肢から出題パターンを見極めよう

まずは次の問題を見てください。皆さんならどのように解きますか?

[例題1]2016人文学部(心理人間学科・日本文化学科)
(      )内に入れるのに最も適当なものを、(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
English (      ) at this elementary school since 1904.
(A) was taught
(B) has been taught
(C) taught
(D) is taught

皆さんはこの問題を解くとき、どのような思考を辿って解答を導きますか?今回はパターン別の解法を学ぶ前段階として、解答までの道すじを近道する方法について学びたいと思います。

おおかたの受験生は、問題文を頭から和訳しながら読んで大まかな意味を把握したあと選択肢を(A)から順番に吟味していく解法をとります。もちろん、この方法でも解けるのですが、問題によっては少しばかり時間が余計にかかってしまいます。

文法/語法問題ゼミでは、ライバル達よりも早く解く方法を身につけるために南山大学で出題される文法/語法問題を16のパターンに分類していくのですが、その第1段階となるのが選択肢の吟味です。

1. 和訳をするより先に選択肢を見よう
問題文の和訳より先に選択肢を吟味するのは設問パターンを見抜くためです。その理由は、南山大学で出題される文法/語法問題は選択肢を見れば出題テーマがほぼ分かるからです。
選択肢を吟味して設問パターンを把握したら、正解への手がかりを問題文の中に探していくというのが基本的な流れです。
これらを念頭に、あらためて冒頭の問題を解いていきましょう。

[例題1]2016人文学部(心理人間学科・日本文化学科)
(      )内に入れるのに最も適当なものを、(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
English (      ) at this elementary school since 1904.
(A) was taught
(B) has been taught
(C) taught
(D) is taught

例題1から選択肢だけを抜き出してみます。
[①選択肢を吟味]
(A) was taught
(B) has been taught
(C) taught
(D) is taught
選択肢には動詞teach(A)受動態(過去形)(B)受動態(現在完了形)(C)能動態(過去形)(D)受動態(現在形)という形に変化して並んでいます。

能動態受動態という2種類のに加え、現在(完了)・過去という2つの時制があるので、この問題は『正しい態と時制を選ばせる問題であると推測できます。選択肢からこの情報を得たら、態と時制を決定づける語句を意識しながら問題文を読んでいきます

[②態と時制を決定する語句は?]
English (      ) at this elementary school since 1904.

Englishが主語になっているということで空欄内(      )は受動態であると考えられます。なぜなら『英語が教える』ではおかしいですし、他動詞teachの目的語が空欄のあとに見当たらないからです。この時点で、選択肢から能動態である(C)が除外されます。

態が受動態に決定したので、次に時制を決定する要素を探していきましょう…そうです「 since(~以来)です。
前置詞sinceは通例、現在完了形と共に用いられるので時制は現在完了形となります。

以上から、受動態かつ現在完了形である(B)has been taughtが正解です。

[正解]
English has been taught at this elementary school since 1904.

(訳)この小学校では1904年から英語が教えられている。

なお、本問のパターンは第4講、5講で扱う『時制』『態』の混合パターンになります。

このように最初に選択肢を吟味し、論理的に解答を導くことで、時間短縮になるだけでなく自信をもって選択肢を選べるようになります

2.和訳先行で解くことの弊害
英文の意味がわからないまま問題を解くのは不安ですから、手始めに問題文を和訳したい気持ちはよくわかります。実際、和訳してから文脈に合った語彙を選ばせる問題も多く出題されています。しかし、それでも最初に和訳することは止めましょう。弊害が2つあるからです。

問題文を最初に和訳することの弊害
1. 和訳する時間がかかる
2. 和訳することで問題の焦点がぼやける

1.は自明ですので、ここでは2.について解説します。次の問題を考えてみましょう。

[例題2]2016外国語学部(英米学科)・総合政策学部(A方式)
(      )内に入れるのに最も適当なものを、(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
It’s going to rain this weekend, so let’s cancel our (      ) of downtown New York.
(A) trip
(B) travel
(C) journey
(D) tour

まずは「最初に和訳をする方法」で解いていきましょう。

[①問題文の意味を把握する]

It’s going to rain this weekend, so let’s cancel our (      ) of downtown New York.
今週末は雨になるから、ニューヨーク市街への(      )は中止にしよう

問題文の意味が把握できたので、あとは空欄にぴったりな選択肢を選ぶだけです。それでは各選択肢の意味を確認していきましょう。

[②選択肢の意味を確認]
(A) trip (一般的な)旅行
(B) travel (長期の)旅行
(C) journey (長期の)旅行
(D) tour (周遊/観光)旅行

なんと全てが『旅行』という意味をもっています。これではどれを選んでも日本語訳が同じになってしまいますね。
実は、これらの単語にはかっこ書きしたように微妙な使い分けがあるのですが、仮にそれを知っていたとしても解答を一つに絞り切ることはできず、行き詰ってしまいます。

このように、和訳先行で解き始めた受験生は次の手がかりを思いつくか、問題を捨てる決断をするまで、時間を無駄にしてしまいます。この無駄を省くためにも最初に選択肢を検討する方法」で解いていきましょう。

[①和訳より先に、選択肢を確認]
(A) trip → (一般的な)旅行
(B) travel → (長期の)旅行
(C) journey → (長期の)旅行
(D) tour (周遊/観光)旅行

選択肢に「『旅行』という単語(類義語)が多いなあ」と気づかれたでしょうか?
同じ意味をもつ類義語でも、個々の語法はそれぞれです。本問では選択肢個々の語法が論点になっている可能性を考えながら問題文を検討します。

[②名詞の語法の手がかりに注意しながら読むと…]
It’s going to rain this weekend, so let’s cancel our (      ) of downtown New York.
ofが手がかりになりそうだぞ!!

訳「今週末は雨になるから、ニューヨーク市街への( 旅行 )は中止にしよう

本問では空欄のあとに続く前置詞ofに着目してみます。なぜなら、選択肢が意味の上では代替可能なので、文法/語法で区別するしか方法がないからです

[③文法/語法の知識で選択肢を判別する]
4つの選択肢(A)trip(B)travel(C)journey(D)tourの中で「~への旅行」という句を作る場合、
「 (      )of場所
の形で用いられる語法をもつものは、(D)のtourだけなので、正解は(D)tourになります。

[正解]
It’s going to rain this weekend, so let’s cancel our tour of downtown New York.
(訳)今週末は雨になるから、ニューヨーク市街へのツアーは中止にしよう。

その他の選択肢は、
a trip to New York (ニューヨークへの旅行)
travel to
England (英国への旅)
a journey to Kyushu (九州旅行)
のようにtoが用いられます。

この設問のテーマは「~への旅行」という句を作る、名詞の語法であるのに、最初に和訳をしたことで設問の焦点がぼやけてしまいました

始めに選択肢を吟味して分類する重要性、さらに、問題を和訳に頼らず解くことの重要性を理解していただけたでしょうか?
次回からはパターン別に解法を解説していきますが、文法/語法問題では常にこの2つを意識するようにしてください。

第21講 句動詞⑭「動詞+out」型

動詞out型の句動詞問題は2017年に文法/語法問題で初めて出題されました。
2018年は全学統一入試の会話問題で出題され、2019年も総合政策学部の会話問題で正解の選択肢として出題されています。
そして、2020年には文法/語法問題で1問、会話問題で1問出題されました。

2021年もいずれかの日程で出題される可能性がありますので、過去に選択肢として出題されたものや、複数の文法/語法問題集に載っている重要なものをまとめておきます。

基本動詞out型の句動詞

【基本的な意味】
out
空間の外に
outには移動と状態の意味があり、話し手の視点を意識することが重要です。静止状態では「外に」という状態を示し、空間内に視点を置けば「外に出て行く」、空間の外から見れば「外に出てくる」という意味に展開します。

1.必ず覚えておきたいもの
過去に南山入試で選択肢として出題されたもの、複数の文法/語法問題集に載っているものを紹介します。

bring out ~(隠れた事実など)を明らかにする引き出す

His recent article brought the facts about his scandal out into the open.
(彼の最新の記事はスキャンダルについての事実を公にしました)
Becoming the captain of his soccer team has really brought out the best in David, both as a leader and as a player on his team. [2017法/国際教養]

(サッカーチームのキャプテンになったことは、デイビッドの中からリーダーとして、選手としても最も良い部分を引き出した)

make out ()「うまくやるなんとかやる
make
out ~
()「(考えなど)を理解する/見極める
→通例canを伴い否定・疑問文で使われます。

(= understand / comprehend)

How are you making out these days?
(このごろいかがですか)
This novel is so difficult that I cannot make out what the writer wants to say.
(この小説はとても難しいので、作家が何を言いたいのか私にはわからない)

find out ()「(努力の末に)探り出す(~について)調べる
find out ~ ()「(調べて)~を見つけ出す(~ということが)わかる

I found out about her death.
(彼女の死について調べた)
They found out that the policeman had taken bribes.
(その警官が賄賂を受け取っていたことがわかった)

reach out手を伸ばす

He reached out for the rope.
(彼はロープをつかもうと手を伸ばした)

work out ()「(計画などが)うまくいく/(主に運動選手が)一連のトレーニングをする
work
out ~ ()「(問題など)を解く
(= solve)

I’m sorry you didn’t get the job. Maybe next time things will work out. [2011外国語/法]
(就職できなくて残念でしたね。たぶん次にはうまく行きますよ)
How often does Mr. Kinoshita work out at the gym? [2011人文]
(キノシタ氏はどのくらいの頻度でジムでトレーニングするのですか)

I can’t work out this math problem in my head. I need a calculator. [2010人文/経済]
(私にはこの数学の問題暗算で解けません。計算機が必要です)

take out ~~を取り出す/(食事などに)~を連れ出す

He took a pen out of his pocket.
(彼はポケットから万年筆を取り出した)
Take me out to the ball game.
(私野球に連れて行って《米大リーグの試合で7回裏に合唱される初めの歌詞》)

carry out ~~を実行する~を成し遂げる/~を運び出す

It is easy to make plans, but difficult to carry them out.
(計画を立てることは簡単だが、それを実行することは難しい)
Carry those chairs out into the garden.
(庭にそれらの椅子を運び出して下さい)

turn out (to be) ~ ()「(結果的に)~であることがわかる
turn out ~ ()「~を生産する生み出す

The rumor turned out to be true.
(その噂は本当であることがわかった)
This university has turned out competent scientists.
(この大学は有能な科学者を輩出してきた)

come out(結果が)出る/(本などが)出版される

Things came out better than I’d expected.
(期待以上にいい結果が出ました)
This magazine comes out every other week.
(この雑誌は隔週刊で発行されている)

look out気をつける警戒する外を見る

Look out when you cross the street.
(道を横切るときは気をつけなさい)

hold out ()「持ちこたえる/(蓄えなどが)もつ/続く(= last)
hold out ~()「(希望・約束など)を与える/~を差し出す

Stay here as long as the food supply holds out.
(食料の供給が続く限り、ここにとどまりなさい)
I think this idea holds out much potential.
(この考えは多くの可能性を与えています)

put out ~(火・電灯など)を消す
(= extinguish)
(火・電灯などが)消えるの自動詞表現 go out も重要です。

The fire fighters will put out the fire soon.
(消防士たちはすぐにその火事を消し止めるだろう)

break out(火事・戦争などが)勃発する/(伝染病などが)急に発生する

A fire broke out at the apartment building yesterday.
(昨日そのアパートで火事がおこった)

pick out ~~を選ぶ
(= select / choose)

The woman picked out a pretty card.
(その女性は1枚のきれいなカードを選び出した)

figure out ~(しばしば否定文で)~を理解する

Can you help me? I can’t figure out how to install the new software I bought today. [2014人文/経済]
(ちょっといいかな。今日買った新しいソフトのインストール方法が分からないんだ)

run out(食料・金・時間・忍耐などが)尽きる/(契約などが)切れる
run out of ~~を使い果たす切らす

Don’t bother phoning me. My phone battery is running out.【2019総合政策】
(わざわざ電話しなくてもいいからね。電話の充電が切れそうなんだ)
Our money is running out.
(私たちの金は底をつきかけている)
Your subscription ran out two weeks ago.
(あなたの購読期間は2週間前に切れています)
We will run out of sugar and water.
(砂糖と水を使い果たすだろう)
“John, you say we may be running out of chocolate?”【2018全学統一入試】
(ジョン、チョコレートがなくなりかけているそうだね?
)

2.覚えておくと安心なもの

get out ()「(~から)出る出て行く
get out of ~~から出る/(自動車など)を降りる

The store is closing. It’s time to get out.
(店が閉まりそうだ。そろそろ出る時間だよ)
He got out of the taxi.
(彼はタクシーから降りた)

keep out ()「中に入らない外にいる
keep out ~ ()「~を閉め出す/~をとっておく

Danger! Keep out!
(《掲示》危険。立入禁止)
The government kept foreign commodities out of the country.
(その政府は外国製品国内から閉め出しました)
I’ve kept the dinner out for you.
(あなたのために夕食をとっておいたよ)

give out (自)(供給・力などが)尽きる/(体・機械などが)動かなくなる故障する
give out ~ ()「(ニュース・情報など)を発表する/(物)(複数の人に)配る

His strength gave out.
(彼の力が尽きた)
The engine gave out.
(エンジンが故障した)
The election date was given out.
(選挙の日が発表された)

cut out ~(酒・食べ物など)を断つやめる/(記事など)を切り取る

Cut out the doughnuts and exercise regularly.
(ドーナツを食べるのを止めて、定期的に運動しなさい)
He cut out the ad from the newspaper.
(彼は新聞から広告を切り抜いた)

cancel out ~~を埋め合わせする相殺する

Your help cancels out your earlier rude behavior.
(手伝ってくれたので、先ほどの無礼な振る舞いは帳消しです)

演習問題

2017法学部国際教養学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Becoming the captain of his soccer team has really (      ) the best in David, both as a leader and as a player on his team.
(A) found out
(B) made out
(C) brought out
(D) reached out
[解説] (訳)サッカーチームのキャプテンになったことは、デイビッドの中からリーダーとして、選手としても最も良い部分を引き出した
選択肢はすべて「動詞out」型の句動詞です。このoutは動詞の意味に「外に」「外に出て行く」「外に出てくる」などのニュアンスを付加します。
選択肢の意味はそれぞれ(A)find out ~~を発見する調べる」(B)make out ~~を理解する」(C)bring out ~~を引き出す」(D)reach out手を伸ばす」で、文意に最もふさわしい(C)brought outが正解になります。
2020人文学部(心理人間日本文化)・理工学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
The school (      ) a survey to find out which subjects the students liked best.
(A) set out
(B) wrote out
(C) carried out
(D) took out
[解説] (訳)その学校では生徒がどの科目が一番好きかを知るために調査を行った
選択肢はすべて「動詞out」型の句動詞ですが、(A)set outや(B)write outは見慣れない方もいるのではないでしょうか。実際、この2つは過去の選択肢でも出題はほとんどありませんが、すべての選択肢の意味を知らなくても、確実に覚えている句動詞と文脈から正解を導くことはできます。
本問は空欄直後の目的語がsurvey(調査)であることから(C)carried out(~を実行した)が正解となります。
その他の選択肢の意味はそれぞれ(A)set out ()出発する始める/~を発表する展示する」(B)write out ~を書き上げる」(D)take out ~を取り出す/(食事などに)~を連れ出す」です。
2020経済学部
(  53  )に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Mary: Convenience stores are always looking for staff. The pay’s not too bad, especially if you’re willing to work late.
Dave: Thanks for the advice. I’d better start (  53  ) the stores in my neighbourhood.
(A) looking out
(B) finding out
(C) checking out
(D) working out
[解説](訳)メアリーコンビニエンスストアは常にスタッフを探しているわ。特に遅くまで働くことが嫌じゃないなら、バイト代も悪くはないわ
デイブ
アドバイスありがとう。近所の店を調べたほうがよさそうだね

選択肢の意味はそれぞれ(A)look out「気をつける、警戒する、外を見る」(B)find out (調べて)~を見つけ出す」(C)check out ~を調べる情報を得る」(D)work out ()「(主に運動選手が)一連のトレーニングをする/(問題)を解く」で、文意に最もふさわしい(C)checking outが正解になります。

第20講 句動詞⑬「動詞+over」型

選択肢が基本動詞+over型の句動詞問題は2008年に出題されたきり出題されていません。しかし、最近の南山英語における句動詞の重要性を考えると、整理して覚えておくと安心でしょう。
まずは過去問を確認しておきましょう。

2008人文学部(心理人間学科・日本文化学科) 数理情報学部(B方式)
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Would you like to (      ) your speech with me before you go to the conference?
(A) take over
(B) turn over
(C) get over
(D) go over
[解説] (訳)あなたが会議に行く前に、私と一緒に演説の見直しをしませんか。
選択肢はすべて「基本動詞over」型の句動詞です。
このoverは動詞の意味に「~を覆って」「何かの上を越える」「何かの上を移動する」「何かの向こうに」という意味を付け加えます。
選択肢の意味はそれぞれ、(A)take over(事業・職務など)を引き継ぐ」(B)turn over~を引き渡す/~をひっくり返す」(C)get over(困難など)を乗り越える/(病気・精神的痛手)から回復する」(D)go over~をよく見る調べる~を見直す」で、文意に相応しい(D)go overが正解です。
~を調べる」という意味の句動詞では、look into ~「(事件真相など)を調査する」look over ~「()を調べる」なども重要です。

[語句] conference(名)会議


基本動詞+over型の句動詞

【基本的な意味】
over
(弧を描くように)~を覆って
overはさまざまな使われ方をしますが、共通しているのは「対象を覆った半円形」のイメージです。この半円のどこに焦点を当てるかで「~を覆って」という意味のほか「何かの上を越える」「何かの上を移動する」「何かの向こうに」という意味に展開します。

1.必ず覚えておきたいもの

take over ~(事業・職務など)を引き継ぐ
= succeed to ~

He took over his father’s business.
(彼は父親の事業を引き継いだ)

turn over ~~を引き渡す/~をひっくり返す/(ページ)をめくる

They turned the hostages over to the United States.
(彼らは人質米国へ引き渡した)
A big wave turned the ship over.
(大波でその船は転覆した)
She turned over the pages of the book.
(彼女はその本のページをめくった)

get over ~(困難など)を乗り越える(=overcome)/(病気・精神的痛手)から回復する(= recover from)」

She got over her difficulties.
(彼女は困難に打ち勝った)
It took a long time to get over the shock of losing the game.
(試合に負けたショックを乗り越えるのに長くかかった)

go over ~~を(綿密に)調べる/~を越える/~を見直す
= go through ~

I went over the report.
(私は報告書をよく調べた)
The party went over the mountain.
(そのパーティは山を越えた)

2. 覚えておくと安心なもの

look over ()「(~を)見渡す(at)」
look over ~ ()「(書類など)にざっと目を通す/~を調べる
= check

She looked over at him, trying to catch his eye.
(彼と目を合わせようと、彼女は彼の方を見渡した)
I always look over my homework before I turn it in.
(私は提出前にいつも宿題にざっと目を通す)

run over  ()(液体が)溢れる
run over ~ ()(車・人が)~を轢く、(確認・暗記のために)~をざっと読み直す

The bath ran over.
(風呂が溢れました)

The bus ran over a boy.
(そのバスは少年を轢いた)

give over ~「(物・人など)を引き渡す

She gave him over to the police.
(彼女は彼警察に引き渡した)

talk over ~~について(人と)相談するよく話し合う

Thank you for your suggestion. Let me talk it over with my boss. [2011英米/総政]
(ご提案ありがとうございます。上司とそれについて話し合わせてください)
Elizabeth talked things over with him.
(エリザベスは事態について彼に相談した)

carry over ~「(事)(~に/~まで)延期する/(損失など)を持ち越す(to)

We decided to carry the meeting over.
(会議を延期することに決定しました)
The deficit were carried over to the next year’s budget.
(損失は次年度の予算へ持ち越された)

think over ~~をよく考える

Did you think over what I told you?
(君に言ったことをよく考えましたか)

hold over ~~を持ち越す/~を延期する

The prime minister held over most of the old cabinet members.
(首相は以前の閣僚のほとんどを留任させました)
The theater has held the movie over for another six months.
(劇場はさらに6カ月映画の上映期間を延ばしました)