1. 長文問題と文法・語法問題の融合
例年、300~400語の長文の中に空所を設けて、最適なものを4択式で選ばせる問題が出題されています。空所は16~18(2016年度)あり、文法・語法・イディオムの知識や文脈を元にして解いていきます。
文意を正確に把握していないと解答できないものや、英語特有の言い回しであるコロケーションを重視した設問も出題されています。
400語近い長文を読みつつ、16~18問もの問題を解くには精読力と速読力が必要とされます。南山英語対策の中でも後回しになりがちなセクションですが、しっかりと準備しましょう。
2.難易度…標準~やや難しい
出題される英文のテーマは現代文化や人物を扱ったものが多く、長文読解問題と同様、難解な単語や構文は少ないです。
ただし、設問は文脈を正確に把握していなければ解けないものが多く、文法・語法・語彙の知識も必要であることから、南山英語の中でも攻略の難しい分野です。
【2016年の出題テーマ】 経営・理工:パックマンの歴史 人文・経済:バイオリニスト サラ=チャン 人文(心理・日本):スマホのセキュリティー 外国語:長時間の着座と健康 外国語(英米)・総政:ガラケーの復活 【2015年の出題テーマ】 経営・理工:道路の耐用年数を延ばす研究 人文・経済:探検家デイヴィッド=リヴィングストン 人文(心理・日本):子供には十分な睡眠時間が必要 外国語学部:リンゴ栽培の先駆者ジョニー=アップルシード 外国語(英米)・総政:技能修得にかかる時間 |
3.時間を計って解く練習をしよう
難問も含まれる空所補充問題は捨て問の見極めが重要になります。16~18問のうち、3~5問は選んだ選択肢に自信が持てないものや、解答の糸口さえつかめない設問があるでしょう。『時間をかければ解けるかも?』と思っても、ある程度考えてわからなければその設問は捨てても構いません。目の前の難問を解くことよりも、後に控えるサービス問題を確実に拾うことが大事です。
捨て問を判断する感覚は、過去問を解くときに制限時間を設けることで磨きましょう。何度も繰り返した文法・語法問題集に載っていない問題や自分の使っている単語帳に載っていない語彙が問われている問題が捨て問の目安になります。