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コンピュータ技術が学習に及ぼす影響 2018人文/理工

1Developments in computer technology present opportunities for changing how teachers teach and students learn.2For example, the Internet provides students with access to far more information than any textbook could ever offer3New software applications can allow students to learn through playing games, making videos, and creating multimedia projects.  4Furthermore, the use of tablet computers or smartphones can encourage students to cooperate on such projects from the comfort of their own classroom.
  5However, there is no guarantee that advances in technology will improve learning.  6For example, research done on introducing the Internet to public schools in California indicated there was no improvement in learning.  7Similarly, research conducted throughout North Carolina actually showed a slight decrease in students’ math and reading scores.  8Why has the full potential of computers in education not been realized?
9Education specialists say that computer technology can improve learning only if students already know the basics of a subject, and if teachers are trained in the use of computers and understand how to integrate them into lessons.  10If these two things can be done, then the use of computers in the classroom can achieve its full potential.

1コンピュータ技術の発展のおかげで、教師の教え方と学生の学び方に変化が訪れる機会与えられた2例えば、インターネットは学生に対して、どんな教科書が提供できるよりもずっと多くの情報を入手する手段与えることができる。3新しいソフトウェア・アプリケーションによって、学生はゲームをしたり、ビデオを作ったり、マルチメディアのプロジェクトを作ったりすることによって学習することができる4さらに、タブレットパソコンやスマートフォンを使うことによって、学生は教室にいながらにして、そのようなプロジェクトに協力的に取り組むよう促される
5ところが、技術の進歩によって学習が改善されるという保証はない。6例えば、カリフォルニアで行われた公立学校へのインターネットの導入に関する調査では、学習においては何の改善もないことが明らかになった7同様に、ノースカロライナ州全体で行われた調査では、実際には学生の数学とリーディングの点数は少し下がったのである。8なぜ教育におけるコンピュータの十分な可能性が実現されていないのだろうか?
9教育専門家によると、コンピュータ技術が学習を高めることができるのは、学生がある科目の基本がすでにわかっていて、しかも教師がコンピュータの利用に関して訓練を受けていて、コンピュータを授業に結びつけるやり方を理解している場合だけだということだ。10これら2つの事がなされれば、教室でのコンピュータの利用は十分な可能性を達成することができる。

《語句リスト》

development(名)発展、成長、発達
present(他)~を贈呈する、提案する
opportunity(名)機会、好機
provide(他)~を供給する、提供する
access(名)入る方法、接近(方法)、入手[面会/利用]の権利
offer(他)~を(…に)提供する(to…)
allow(他)~を許す、~に(…することを)許可する(to do)
furthermore(副)さらに、その上に
encourage(他)~を勇気づける
cooperate(自)(~と)協力する(with)
guarantee(名)保証、保証書
advance(名)進歩、向上、前進
improve(他)を改善する、改良する
introduce(他)~を(…に)紹介する(to…)、導入する
indicate(他)~を指摘する、はっきりさせる、~を指し示す
similarly(副)類似して、同様に
conduct(他)(業務など)を実施する、~を指揮する
slight(形)わずかな、少しの、取るに足りない
potential(名)可能性、潜在(能)力
specialist(名)専門家、専門医
basic(名)[~s] 基礎、基本、根本原理
train(他)~を教育する、訓練する
integrate(他)~を統合する、集約する
achieve(他)(仕事など)を成し遂げる、(目標・計画・目的など)を達成する

トルコのアイスクリーム「ドンドルマ」2018経済

   1Few people know the word dondurma, but many people may know it as Turkish ice cream.  2Dondurma is unsusual because although it looks and tastes like ice cream, it can be stretched and chewed like bubble gum.  3In the same way as regular ice cream, it is made of milk and sugar, but unlike normal ice cream, it contains salep, a special flour made from a wild flower found in Turkey, and mastic, a sticky, gum-like material 4These two materials also give dondurma another unique feature: it does not melt easily.
   5In Turkey, dondurma is commonly served in ice cream cones and is sold from both street carts and store fronts.  6Outside of Turkey, dondurma is sold in stores in more than 100 countries.  7However, the increasing popularity of dondurma has led to a shortage in the supply of salep flour.  8In response to this, other ingredients are being used in place of salep, ensuring that people all over the world can continue to enjoy this unusual dessert.

1「ドンドルマ」という言葉を知っている人はほとんどいないが、それがトルコのアイスクリームだと知っている人はたくさんいるかもしれない。2「ドンドルマ」は独特なアイスクリームである。というのは、見かけと味はアイスクリームのようだが、風船ガムのように伸ばしたりもぐもぐ噛んで食べられるからだ。
3通常のアイスクリームと同じように、牛乳と砂糖でできているが、普通のアイスクリームと違って「ドンドルマ」にはトルコで見つかる野生の花から採る特別な小麦粉である「サレップ」と、粘り気のある、ガムのような材料である「マスティック」が入っている4これら2つの材料はまた「ドンドルマ」に溶けにくいというもう一つの独特の特徴を与えている。
5トルコで「ドンドルマ」は、一般的にアイスクリーム・コーンに入れて出され、屋台と店頭のどちらでも売られている6トルコ以外では「ドンドルマ」は100以上の国の店で売られている。7しかし「ドンドルマ」の人気が高まっているために「サレップ」小麦粉の供給不足している。8これに対応して「サレップ」の代わりに他の材料が使われ、世界中の人々がこの変わったデザートを楽しみ続けられるよう保証している

《語句リスト》

unusual(形)異常な、珍しい、独特の
stretch(他)~をいっぱいに伸ばす
chew(他)~を噛んで食べる
regular(形)規則正しい、通常の
contain(他)~を含む
flour(名)小麦粉 【同音】flower(花)
material(名)素材、材料
feature(名)特徴
melt(自)(固体が熱などで)溶ける
commonly(副)一般的に、普通に
serve(他)(飲食物)を出す(~として)役立つ
popularity(名)人気、評判
shortage(名)(~の)不足
supply(名)供給
response(名)反応、応答、返答
ingredient(名)(料理などの)材料、原料、成分
ensure(他)~を保証する
dessert(名)デザート

2014総合政策学部2月13日実施

以下の56~60の各文の下線を付けた語(句)のうち、一つが誤りです。その誤りを(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。

[56] A study was recently conducted (A)that involved 699 drivers who owned cell phones and (B)had been in traffic accidents.  Researchers got (C)permit to examine each driver’s cell phone to see if it (D)was being used at the time of their accident.
56 [解答] (C)誤permit topermission to
(訳)携帯電話を所有していて、交通事故を起こしたことのある699人のドライバーを対象にした研究が最近なされた。研究者たちは、事故の時に携帯電話が使われていたかどうかを調べるために各々のドライバーの携帯電話を調べる許可を得た。
本問では、動詞gotpermitという動詞が続いている下線(C)permit toが誤りです。「~する許可を得る」という表現は、名詞permissionを用いて get permission to doです。
[語句] study(名)研究 / conduct(他)(実験・調査など)を行う / involve(他)(人)を[議論/事件などに]巻き込む
[57] (A)Although pain in his foot, Tony (B)continued playing football.  It wasn’t (C)until after the match that he discovered he had (D)broken two toes.
57 [解答] (A)誤AlthoughDespite[In spite of]
(訳)足の痛みにかかわらず、トニーはフットボールをし続けた。彼が両足のつま先を骨折していたのを知ったのは、試合の後になってからだった。
本問は文法/語法問題ゼミの第2講『前置詞vs接続詞vs副詞』を理解している方ならば即答できたことでしょう。
Although接続詞なので節と節をつなぐはたらきをします。よって、AlthoughのあとにはS(主語)・V(述語)をともなった節が続くはずですが、本問ではpain in his foot(足の痛み)という名詞句になっています。よって、名詞をつなぐはたらきの前置詞despite[もしくはin spite of]に置き換えれば正しい表現となります。
下線部(C)では前置詞untilのあとに前置詞afterが続いていますが、これは二重前置詞といって、後の前置詞が導く句が前の前置詞の目的語となっています。[例] from under the table「テーブルの下から」
[58] When we (A)got to the restaurant, Midori (B)complained that she (C)was waiting for us for 30 minutes.  However, it turns out she had arrived too early (D)by mistake.
58 [解答] (C)誤was waitinghad been waiting
(訳)われわれがレストランに着いたとき、ミドリは30分間われわれを待っていたのよ、と不平を言った。しかし、彼女が誤ってあまりに早く到着していたことが判明した。
過去進行形は、過去の「ある時にしている最中であった動作を表すので、文脈上「過去のある時」が明らかになっている必要があります。
本問ではfor 30 minutes(30分間)と動作の行われた時間に幅があるため「私たちがレストランに着くまで30分間待ち続けた」という意味になるよう過去完了進行形にすれば文意に沿った表現となります。
[語句] get to A「A(場所)に到着する」turn out that節「~であることがわかる」by mistake「誤って、間違って」
[59] A recent survey (A)has shown that 60% of women (B)are determined to keep (C)working even if they (D)get marriage.
59 [解答] (D)誤get marriageget married
(訳)最近の調査では、女性の60パーセントが、たとえ彼女らが結婚しても働き続ける決心であることがわかった。
結婚」に関する表現は受験英語の頻出事項です。動詞marry他動詞marry A to Bで「AをBと結婚させる」という語法になります。
これを受動態化したものがA is married to B「AはBと結婚している」で、be動詞の代わりにgetを用いて『動作』を強調した表現がA gets married to B「AはBと結婚する」という表現です。
本問では本来、marriedとなるべきところがmarriage「結婚」という名詞になっているので下線(D)が誤りです。
[語句] determine A to do「A(人)に~することを決心させる」⇒A is determined to do「Aは~しようと決心している」
[60] A:  I’ve been (A)calling you all day.  Why (B)didn’t you answer?
B:  I’m so sorry.  I (C)left my phone here, at home.  I (D)should put it in my bag this morning!
60 [解答] (D)誤shouldshould have
(訳)A「一日中あなたに電話をしていました。なぜ出なかったのですか?」
B「ごめんなさい。電話をここ、自宅に置いたままだったんです。今朝、バッグに入れておくべきでした!」
助動詞shouldは「~すべき」という意味ですから、I (D)should put it in my bag this morning!は「私は今朝、それ(電話)をバッグに入れておくべきです!」という意味になって文脈に合いません。
「バッグに入れておくべきだったのに!(実際はそうしなかった)」という意味にするにはshould haveとします。
[語句] should have done「~すべきだったのに/~したはずだ」

2014法学部2月12日実施

以下の52~56の各文の下線を付けた語(句)のうち、一つが誤りです。その誤りを(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。

[52] Consumers (A)are becoming more aware of (B)the need for a healthy diet.  Supermarkets now sell more (C)naturally-grown produce, especially vegetables that (D)have produced without chemicals.
52 [解答] (D)誤have producedhave been produced
(訳)消費者は健康な食事の必要性にいっそう気づきつつあります。スーパーマーケットは目下、自然栽培された農産物、とりわけ化学物質を使わずに作られた野菜を売ることが増えています。
下線部(D)は頻出論点である完了形ですから、まずはここを詳しく検討する方針で解いていきます。
下線部(D)直前のthatは主格の関係代名詞で、先行詞はvegetablesです。vegetablesは他動詞producedの影響が及ぼされる側ですから、これを
受動態とすれば正しい表現となります。
[53] (A)As much as 8.5 million people visit the Louvre art museum each year.  A large (B)majority of these tourists (C)go to see the famous Mona Lisa painting and are (D)charmed by her smile.
53 [解答] (A)誤As much asAs many as
(訳)850万人もの人が毎年ルーブル美術館を訪れます。これらの観光客の大多数は、かの有名なモナリザの絵を見に行き、その微笑に魅了されます。
本問では下線部(A),(B)に頻出論点である数量表現が登場しています。
集合名詞であるpeople「人々」は複数扱いの名詞です。peopleは不可算名詞ではないので(A)As much asではなく、As many asとすれば正しい表現になります。
[語句] charm(他)~を魅了する
[54] (A)Even the most advanced (B)learner of English (C)can find it difficult (D)to speak a presentation.
54 [解答] (D)誤to speakto give
(訳)たとえ英語学習の上級者でも、プレゼンテーションを行うことは難しいと気づくことがあります。
本問はコロケーションの問題です。日本語で「プレゼンする」と言う場合は、give[make] a presentationと言います。他動詞用法のspeakが取る目的語は「言語、意見、事実」などです。
[55] Harriet has recently (A)opened a store that (B)selling children’s clothing, much of (C)which she made with (D)the help of her friends.
55 [解答] (B)誤sellingsells
(訳)ハリエットは最近、子供服を売る店を開いたが、その大部分は彼女が友人の助けを借りて作ったものである。
本問での主要な論点は関係詞で、文中2か所で使われています。
下線(B)直前のthatは主格の関係代名詞で、先行詞はa storeです。that以下がになるためには、sellingを先行詞に合わせてsellsとします。
もう一つは下線(C)と直前のmuch of (C)whichで、こちらは非制限用法の関係代名詞です。
[語句] with the help[aid] of A「Aの助けを借りて」⇒by the help…でないことに注意!!
[56] I (A)couldn’t have passed the driving test without your help.  Let me (B)take you out dinner tonight.  Would you like (C)trying the Indian restaurant which (D)recently opened?
56 [解答] (C)誤tryingto try
(訳)あなたの助けがなければ、運転免許試験に合格できなかったでしょう。今晩、夕食にお連れしたいのです。最近、開店したインド料理の店はいかがですか
本問では頻出論点が2項目含まれています。
まず、下線部(A)の完了形without(~がなければ)を用いた仮定法過去完了の文で正しい表現です。
次は不定詞vs動名詞の論点です。(C)trying直前の動詞like不定詞と動名詞のどちらをとっても意味がほとんど変わらない動詞ですが、「勧誘/提案」を表すWould you like …?ではlike to doという形でしか使われませんのでtryingとなっている部分をto tryとすれば正しい勧誘の表現となります。