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演習⑨『修飾』

[問題1] 2017外国語学部(フランス学科, アジア学科)・経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
My grandmother is (      ) a good cook. I always look forward to eating her meals.
(A) too
(B) so
(C) very
(D) such
問題1解答(D)such
(訳)私の祖母は料理がとても上手です。私は彼女の料理を食べることをいつも楽しみにしています。
[解説] 選択肢は副詞形容詞で、空欄後のa good cook修飾しています。
(A)too(B)soは副詞なので直接名詞を修飾できず、直後に形容詞goodが来なければなりません。この場合はso[too] good a cookという語順になります。
形容詞用法の(C)veryを用いる場合はa very good cookという語順になります。
形容詞suchを用いる場合、冠詞のa/ansuchの後に置くので、(D)suchが正解になります。such a(n)形容詞名詞で「とても~な…」という意味です。
[語句] look forward to doing「~するのを楽しみに待つ」
[問題2] 2017人文学部(キリスト教学科、人類文化学科)・外国語学部(スペイン・ラテンアメリカ学科、ドイツ学科)・経営学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
These days, it’s (      ) easier to shop online than to go to a store.
(A) so
(B) such
(C) far
(D) very
問題2解答(C) far
(訳)最近ではお店に行くよりもオンラインで買い物をするほうがずっと簡単です。
[解説] 選択肢はすべて副詞で空欄直後の比較級easier修飾しています。選択肢の中で比較級を強調するものは(C)farのみで、これが正解になります。このような比較級を強める副詞にはmuch / (by) far / a lotがあります。
[語句] shop(自)買い物をする / online(副)オンラインで
[問題3] 2018人文学部(心理人間学科、日本文化学科)・理工学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
I have a new car which is (      ) better than my old one.
(A) much
(B) so
(C) very
(D) more
問題3解答(A) much
(訳)私は昔の車よりずっと良い新しい車を持っている。
[解説] 選択肢には副詞が並んでいます。直後にbetter thanという比較級が続いているので、空欄には比較級を強める(修飾する)副詞が入ると推測できますので(A)muchが正解になります。
[問題4] 2018外国語学部(英米学科)・総合政策学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Dr. Wilson was very happy when (      ) his students did well on the test.
(A) most
(B) almost
(C) most of
(D) at most
問題4解答(C) most of
(訳)ウィルソン教授は彼の学生たちが試験で良い成績をとったのでご機嫌だった。
[解説] 南山英語の頻出論点である「almostmostの使い分け」問題です。空欄のあとが、「one’s(所有格) A」という形であることから(C)most ofが正解になります。
(B)almost(D)at most副詞なので名詞であるhis studentを修飾できません(※副詞は動詞、形容詞、他の副詞、文全体を修飾します)。また、(A)most(大多数の、たいていの)は形容詞ですが、定冠詞the所有格で限定されたものは修飾できません。
[語句] most of one’s(the) A「~のほとんど」
[問題5] 2018人文学部(心理人間学科、日本文化学科)・理工学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
According to scientists, pollution is now a serious problem in (      ) countries.
(A) almost
(B) most of
(C) the most
(D) most
問題5解答(D)most
(訳)科学者達によると、公害による汚染は今やほとんどの国々で深刻な問題です。
[解説] almost副詞で、名詞であるcountriesを直接修飾できませんから(A)almost誤りです。almost all countriesとするならばOKです。(B)most ofの後にはthe所有格(one’s)のつく名詞が来ますので(B)most of誤りです。形容詞most「ほとんどの」で修飾される名詞には冠詞theがつかないので、(C)the mostも誤りです。以上から、正解は「ほとんどの国々で」という意味になる(D)mostになります。

演習⑧『構文』

[問題1] 2017人文学部(心理人間学科、日本文化学科)・理工学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
This year’s judo class had (      ) participants than the teacher expected.
(A) much more
(B) so many
(C) many more
(D) too many
問題1解答(C)many more
(訳)今年の柔道の授業は教師の予想した以上に多くの参加者があった。
[解説] 選択肢を見ると「たくさん」という意味を表しているものが多く感じますね。似たような意味の選択肢が多い時は、文法/語法的なヒントを探しましょう。
すると、比較級と相関関係の深いthanが見つかります。ここから比較級の表現と関係の薄い(B)so many(D)too manyは除外できます。
残った2つの選択肢(A)much more(C)many moreの違いはmuchmanyですね。これはの違いです。
ここで空欄後の名詞participants複数形であることに気づけるかがこの問題のポイントです。比較級の強調ではmuchを使うのが普通ですが「数が~よりずっと多い」の意では例外として「many more複数名詞than 」の形をとります。よって、(C)many moreが正解になります。
[語句] participant(名)参加者
[問題2] 2017外国語学部(フランス学科, アジア学科)・経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Some people like to go to the movie theater, but (      ) like to watch movies at home.
(A) other
(B) each other
(C) others
(D) one  another
問題2解答(C)others
(訳)映画館に行くことを好む人々もいれば、家で映画を見ることを好む人もいる。
[解説] 本問でポイントになるのは前半のSome people …Someです。ここから選択肢に含まれるotherと合わせて、Some ~ others …(~する人[物]もいれば、…する人[物]もいる)相関関係に気づけば、正解(C)othersを選ぶことができます。他の選択肢はsomeと呼応しないので不適です。
[問題3] 2017外国語学部(英米学科)・総合政策学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
I can’t believe I passed my driving test. It’s (      ) good to be true.
(A) so
(B) too
(C) really
(D) very
問題3解答(B)too
(訳)私が運転免許の試験に合格したなんて信じられない。あまりに上出来で本当とは思えません。
[解説] 選択肢はすべて強調の意味を含む副詞です。空欄直後の形容詞goodを修飾するならどれでも当てはまりそうですが、あとに続くto be trueという不定詞に呼応するものは(B)tooのみです。too … to doで「とても…なので~できない」という表現になります。
[問題4] 2018法学部国際教養学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
(      ) it rains or not, I am still going camping this weekend.
(A) If
(B) Whether
(C) In case
(D) Though
問題4解答(B) Whether
(訳)雨が降ろうと、降らなくても、私は今週末キャンプに行くつもりです。
[解説] 選択肢はすべて接続詞(句)ですので、2つの節を比べて文意に最もふさわしい意味をもつものを選べばよいのですが、どれも仮定譲歩の意味を持つのでちょっと迷ってしまいませんか?
本問では「(      ) it rains or not」のorに着目し、選択肢(B)Whetherとの呼応関係に気づけるかが時短のカギになります。(B)Whetherorとの組み合わせで、whether A or B「AであろうとBであろうと」という譲歩の副詞節を導くので、これが正解になります。
[問題5] 2015経営学部理工学部(A方式)
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
The food at the new Vietnamese restaurant was (      ) good that we have decided to eat dinner there again next week.
(A) too
(B) really
(C) very
(D) so
問題5解答(D) so
(訳)新しいベトナム料理のレストランの食事がとてもおいしかったので、来週またディナーを食べに行くことにしました。
[解説] 問題3と全く同じ選択肢が並んでいます。本問も空欄直後のgood(美味しい)を修飾するのならどれも使うことができますが、その後にthat節が続くことを勘案して、so … (that) ~「とても…なので~/~するほど…」という呼応関係を有する(D)soが正解になります。
[語句] I was so absorbed in reading the novel that I forgot to call her.(その小説に夢中になってしまって、彼女に電話をするのを忘れてしまった)

演習⑦『関係詞』

[問題1] 2016経営学部理工学部(A方式)
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Pets should not be given more food (      ) they need. Otherwise, they will gain too much weight.
(A) which
(B) that
(C) than
(D) what
問題1解答(C) than
(訳)ペットは必要以上の食べ物を与えられるべきではない。さもなければ太り過ぎてしまうだろう。
[解答] 選択肢から関係詞パターンと判断できますが、その中で(C)thanの存在だけが異質です。厳密にはthan接続詞ですが、moreなどの比較級の語と相関して関係代名詞的に使われる場合があります
関係詞節にはneedの目的語がないので、空欄には目的格の関係詞が入ると推測できます。空欄前にfoodという先行詞があるので先行詞を含む関係代名詞である(D)whatは正解候補から外れます。
残った3つにはすべて目的格の用法があり、どれも空欄に入ることが可能です。しかし、more ~ than …という相関関係がある場合はこちらが優先されるので(C)thanが正解になります。
[問題2] 2015人文学部(キリスト教学科、人類文化学科)・経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
You must always do (      ) you think is right.
(A) that
(B) what
(C) it
(D) which
問題2解答(B) what
(訳)いつだってあなたが正しいと思うことをしなければならない。
[解答] (C)itを除く3つの選択肢に関係代名詞の用法があります。
空欄にはdoの目的語となる名詞相当語句が入ると推測できるので、先行詞を含む関係代名詞である(D)whatが正解になります。
what (you think) is right「正しい(とあなたが思う)こと」という構造になっています。
[問題3] 2015人文学部(心理人間学科、日本文化学科)
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
I will never forget (      ) Toby said to me about Nancy. That’s why I can never forgive him.
(A) how
(B) what
(C) that
(D) why
問題3【解答】(B) what
(訳)ナンシーについてトビーが私に言ったことを絶対に忘れないわ。だから、私は絶対彼を許せないのよ。
[解答] sayは第3文型(SVO)の動詞で、本問は Toby said ( 目的語 ) to me about Nancy という文が、(      ) Toby said to me about Nancy と変形して名詞節を作った形です。したがって、(      )にはsaidの目的語だった名詞が入ると推測できます。(A)、(D)は関係副詞なので本問では不可です。
(B)what先行詞を含む関係代名詞(= the thing which)なので正解になります。(C)thatにこの役割はできません。

[語句] That is why「そういうわけで~(→それが~する理由です)」
[問題4] 2015外国語学部法学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
The children took all the fruit (      ) was left on the table.
(A) which
(B) where
(C) what
(D) in that
問題4解答(A) which
[解答] 選択肢から関係詞が論点になっていると分かります。空欄以下の関係詞節には主語がないので、主格関係代名詞が入ると推測できます。先行詞the fruitがあるので、先行詞を含む関係代名詞(C)whatは不可で、関係副詞である(B)whereも不可です。it(= the fruit) was left on the tableitが主格の関係代名詞whichになり、which was left on the tableとなったと考えるので(A)whichが正解になります。
[語句] in that ~「~という点で/~だから(=because)」that節は原則として前置詞の目的語になりませんが、in that ~except that ~「~ということを除けば」は例外。
The situation is rather complicated in that we have two bosses.(長が2人いるという点で、事態はかなり複雑である)
We had a pleasant time, except that the weather was cold.(寒かったことを除けば、我々は楽しい時を過ごした)
[問題5] 2014人文学部(キリスト教学科、人類文化学科)・経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Thank you for lending me your book, Richard. It was exactly (    ) I needed to finish my report.
(A) which
(B) what
(C) that
(D) when
問題5解答(B) what
(訳)リチャード、君の本を貸してくれてありがとう。レポートを終わらせる為に、まさに必要だったんだよ。
[解答] 選択肢から関係詞[関係代名詞(A)(B)(C)、関係副詞(D)]の問題であることが分かりますので、空欄以下の文構造を把握して適切なものを選んでいきましょう。neededの目的語がないので、空欄には目的格の関係代名詞が入ると推測できますが、先行詞がないため、先行詞を含む関係代名詞である(B)whatが正解になります。
接続詞として(C)thatを選び、that I needed to finish my report「私がレポートを終わらせる必要があったということ」では文意が通りません。

演習⑥『語法』

[問題1] 2017法学部国際教養学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
It will (      ) me more than $300 to buy a new pair of glasses.
(A) cost
(B) spend
(C) charge
(D) need
問題1解答(A) cost
(訳)新しい眼鏡を買うには300ドル以上の出費を要するだろう。
[解説] 選択肢には支出支払いに関する動詞が多く並んでいます。動詞に限らず、似たような意味の選択肢が多い時は、語法問題の可能性を考えながら構文を分析していきます。
空欄に入る語は目的語を2つ[memore than $300]とっているので、SVO1O2の語法をもつと推測できます。このような語法をもつのは(A)cost(C)chargeですが、charge団体/施設などが主語になるので形式主語構文では使えません。よって正解は(A)costとなります。
[語句]  It cost(s) A(人) B(金額) to do「~するのにA(人)にB(金額)がかかる」/ spend A(金額) on B「A(金額)をBに使う」/ charge A(人) B(金額)「A(人)にB(金額)を請求する」
[問題2] 2017外国語学部(英米学科)・総合政策学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Bill wrote an email to his manager and (      ) for time off at Christmas.
(A) inquired
(B) questioned
(C) requested
(D) asked
問題2解答(D) asked
(訳)ビルは部長に電子メールを書き、クリスマスに休暇を取りたいと申し出た。
[解説] 選択肢の意味は、(A)inquired(尋ねる)、(B)questioned(~に質問する)、(C)requested(~に頼む)、(D)asked(頼む)と、質問系と依頼系の2通りに分かれています。似たような意味の動詞が複数あるときは、他動詞/自動詞語法の観点から選択肢をしぼっていきます。
まず、空欄のあとに目的語がないので他動詞である(B), (C)は除外します。
残った2つの選択肢のうち、前置詞forと結びつくのは(D)askedですからこれが正解になります。
「Aを尋ねる」という場合、inquire about Aという語法になるのですが、ここまで細かく覚えている受験生は少ないので、試験場では「forだからaskを選ぶ」という判断でも大丈夫でしょう。
[語句] time off(名)休暇
[問題3]2017外国語学部(フランス学科, アジア学科)・経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Kenta is (      ) to get promoted next month. He has been working very hard.
(A) possibly
(B) likely
(C) certainly
(D) probably
問題3解答(B) likely
(訳)ケンタは来月昇進しそうだ。彼は一生懸命働いているからね。
[解説] 始めに、get promotedget受動態動作を表す場合の表現です。
選択肢には可能性を表す語が並んでいます。どれを入れても似たような意味になる気がして迷いますが、こんな時は『語法』問題の可能性を疑いましょう。
実は正解である(B)likely以外は副詞で、空欄の位置に入れることができません。A(人・物・事) is likely to do で「Aは~しそうである」という形容詞の語法です。
[語句] possibly(副)おそらく/ certainly(副)確かに / probably(副)たぶん, おそらく
[問題4] 2018人文学部(心理人間学科、日本文化学科)・理工学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
According to scientists, pollution is now a serious problem in (      ) countries.
(A) almost
(B) most of
(C) the most
(D) most
問題4解答(D) most
(訳)科学者によれば、現在、ほとんどの国で汚染が深刻な問題にいるということだ。
[解説] almost副詞で、名詞であるcountriesを直接修飾できませんから(A)almostは誤りです。形容詞allを間にはさんで、almost all countriesならばOKです。most ofの後にはtheや所有格(one’s)のつく名詞が来ますので(B)most ofも誤りです。形容詞most「ほとんどの」で修飾される名詞にはtheがつかないので、(C)the mostも誤りです。以上から、正解は「ほとんどの国々で」という意味になる(D)mostになります。
[問題5] 2018外国語学部(英米学科)・総合政策学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
African elephants will die out soon unless there are laws banning (      ) of ivory.
(A) the sale
(B) a sale
(C) sale
(D) some sale
問題5解答(A) the sale
(訳)象牙の販売を禁止する法律がなければ、アフリカ象は間もなく絶滅するだろう。
[解説] 選択肢には「(無)冠詞sale(販売)」の形が多く並んでいるので、冠詞の語法に注意しながら解いていきましょう。
本問では、「of ivory(象牙の)」という形容詞句で修飾された「特定の」販売行為を指しているので(A)the saleが正解になります。

演習⑤『態』

[問題1] 2017法学部国際教養学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Sophie phoned the airline to make sure that her reservation (      ).
(A) was confirming
(B) was confirmed
(C) confirmed
(D) confirms
問題1解答(B)was confirmed
(訳)ソフィーは彼女の予約を確認するため、航空会社に電話した。
[解説] 選択肢には能動態[(A), (C), (D)]と受動態[(B)]が並んでいます。時制は現在[(D)]と過去[(A), (B), (C)]の2通りですから、本問は『態』『時制』のコラボパターンです。
動詞confirmは「~を確認する」という意味の他動詞ですが、空欄のあとには目的語がありません。このことから、他動詞の目的語が主語になった構文ー受動態であると推測できます。意味も「予約がなされているか確かめるため電話した」と、自然なものになるので(B)was confirmedが正解になります。
このような飛行機の予約を確認することをreconfirmationと呼んでいます。昔はこの手続きを怠ると予約が取り消されることもありましたが、最近では不要とする航空会社も多いようです。
[語句] make sure that「~であることを確かめる」
[問題2] 2018外国語学部(フランス学科、アジア学科)・経済学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Customers (      ) a 5% discount every time they make a purchase and show their membership card.
(A) are given
(B) been given
(C) were given
(D) have given
問題2解答(A) are given
(訳)購入時にメンバーカードをお見せいただくと、5%の割引を受けられます。
[解説] 選択肢は動詞giveの過去分詞givenを軸にして、2つの[受動態/能動態]と2つの時制[現在(完了)/過去]が混じったものになっています。このような場合は、問題文中に態と時制を決定するヒントを探す方針で解いていきましょう。文後半の、…every time they make a purchase and show their membership card.より、makeshow現在形であることから空欄も現在形となります。次に、空欄の態が能動態であるとすると、顧客(Customers)が割引を与える(give a 5% discount)こととなり、立場が逆になってしまいますから、態は受動態に決まります。以上のことから現在形/受動態である選択肢(A)are givenが正解になります。
[問題3] 2018人文学部外国語学部経営学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
The manager (      ) a new salesperson so the position is now filled.
(A) is hired
(B) has hired
(C) hires
(D) was hired
問題3解答(B) has hired
(訳)経営者が新しい販売員を雇ったので、その役職は今、満たされている。
[解説] 選択肢が2つの時制[現在(完了)/過去]と2つの[受動態/能動態]の組み合わせで構成されていますので、時制と態を決定するための要素を探していきます。
他動詞hireは「(人)を雇う/~を賃借りする」という意味です。空欄内が受動態であるとしたら、a new salespersonが補語になり、この場合the manager=a new sales personとなって不合理です。そもそも、このような表現をする場合は前置詞asを補って…is hired as a new salespersonとなります。よって、空欄の態は能動態に決まります。能動態である(B)(C)のうち現在形である(C)hiresを選ぶと、経営者が販売員を雇うという反復動作を表しますので、so以下の内容と合いません。現在完了形である(B)has hiredを選べば、「ある販売員を採用したところだ」という完了の意味を表し、後半の文意とも整合します。
[問題4] 2018法学部国際教養学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
Last month, a large flock of birds (      ) seen flying south for the winter.
(A) was
(B) have been
(C) had
(D) has been
問題4解答(A) was
(訳)先月、越冬に向けて南へ渡る鳥の大群が見られた。
[解説] 選択肢には2つの時制[現在(完了)/過去]と[能動/受動]が混在しています。文頭のlast monthから時制は過去になります。(C)had(過去完了/能動態)を選んだ場合、seenの目的語がないので、受動態となる(A)was(過去/受動態)が正解になります。
[問題5] 2018外国語学部(英米学科)・総合政策学部
(      )内に入れるのに最も適当なものを、 (A)~(D)のうちから一つ選びなさい。
More than 10,000 copies of the new book (      ) on the first day, and 40,000 more in the following week.
(A) were sold
(B) is sold
(C) are sold
(D) have sold
問題5解答(A) were sold
(訳)その新刊は発売初日に1万部以上、翌週でさらに4万部が売れました。
[解説] 本問で選択肢から読み取って欲しい論点は、①時制[現在or過去]、②[受動態or能動態]、③主語の単複[単数or複数]です。
copyは「(本・新聞などの)1部」という意味です。他動詞soldの目的語となるべきmore than 10,000 copies of the new bookが主語の位置に来ているので、態は受動態と推測できます。また、主語であるcopiesが複数形なので、be動詞は複数と推測でき、in the following week(その翌週に)という時を表す副詞句から、前節の時制は過去と推測できます。以上から正解は(A)were sold[過去・受動態・複数]となります。