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2014法学部2月12日実施

以下の52~56の各文の下線を付けた語(句)のうち、一つが誤りです。その誤りを(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。

[52] Consumers (A)are becoming more aware of (B)the need for a healthy diet.  Supermarkets now sell more (C)naturally-grown produce, especially vegetables that (D)have produced without chemicals.
52 [解答] (D)誤have producedhave been produced
(訳)消費者は健康な食事の必要性にいっそう気づきつつあります。スーパーマーケットは目下、自然栽培された農産物、とりわけ化学物質を使わずに作られた野菜を売ることが増えています。
下線部(D)は頻出論点である完了形ですから、まずはここを詳しく検討する方針で解いていきます。
下線部(D)直前のthatは主格の関係代名詞で、先行詞はvegetablesです。vegetablesは他動詞producedの影響が及ぼされる側ですから、これを
受動態とすれば正しい表現となります。
[53] (A)As much as 8.5 million people visit the Louvre art museum each year.  A large (B)majority of these tourists (C)go to see the famous Mona Lisa painting and are (D)charmed by her smile.
53 [解答] (A)誤As much asAs many as
(訳)850万人もの人が毎年ルーブル美術館を訪れます。これらの観光客の大多数は、かの有名なモナリザの絵を見に行き、その微笑に魅了されます。
本問では下線部(A),(B)に頻出論点である数量表現が登場しています。
集合名詞であるpeople「人々」は複数扱いの名詞です。peopleは不可算名詞ではないので(A)As much asではなく、As many asとすれば正しい表現になります。
[語句] charm(他)~を魅了する
[54] (A)Even the most advanced (B)learner of English (C)can find it difficult (D)to speak a presentation.
54 [解答] (D)誤to speakto give
(訳)たとえ英語学習の上級者でも、プレゼンテーションを行うことは難しいと気づくことがあります。
本問はコロケーションの問題です。日本語で「プレゼンする」と言う場合は、give[make] a presentationと言います。他動詞用法のspeakが取る目的語は「言語、意見、事実」などです。
[55] Harriet has recently (A)opened a store that (B)selling children’s clothing, much of (C)which she made with (D)the help of her friends.
55 [解答] (B)誤sellingsells
(訳)ハリエットは最近、子供服を売る店を開いたが、その大部分は彼女が友人の助けを借りて作ったものである。
本問での主要な論点は関係詞で、文中2か所で使われています。
下線(B)直前のthatは主格の関係代名詞で、先行詞はa storeです。that以下がになるためには、sellingを先行詞に合わせてsellsとします。
もう一つは下線(C)と直前のmuch of (C)whichで、こちらは非制限用法の関係代名詞です。
[語句] with the help[aid] of A「Aの助けを借りて」⇒by the help…でないことに注意!!
[56] I (A)couldn’t have passed the driving test without your help.  Let me (B)take you out dinner tonight.  Would you like (C)trying the Indian restaurant which (D)recently opened?
56 [解答] (C)誤tryingto try
(訳)あなたの助けがなければ、運転免許試験に合格できなかったでしょう。今晩、夕食にお連れしたいのです。最近、開店したインド料理の店はいかがですか
本問では頻出論点が2項目含まれています。
まず、下線部(A)の完了形without(~がなければ)を用いた仮定法過去完了の文で正しい表現です。
次は不定詞vs動名詞の論点です。(C)trying直前の動詞like不定詞と動名詞のどちらをとっても意味がほとんど変わらない動詞ですが、「勧誘/提案」を表すWould you like …?ではlike to doという形でしか使われませんのでtryingとなっている部分をto tryとすれば正しい勧誘の表現となります。

2014経営学部/理工学部(A方式)2月9日実施

以下の49~53の各文の下線を付けた語(句)のうち、一つが誤りです。その誤りを(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。

[49] (A)All students who (B)plan to enter Nanzan University should understand that they (C)will be required to take English classes and (D)the another foreign language class, too.
49 [解答] (D)誤the anotheranother
(訳)南山大学への入学を考えている生徒の皆さんは、英語の授業とさらにもう一つの外国語の授業を受講することが求められていることを把握しておいてください。
anotherはもともと「
another」でan不定冠詞であるため、さらに定冠詞theがつくことはできません。
[語句] enter(他)~に加入[入学/入会]する / require A to do「Aに~するよう要求する」⇒A is required to do「Aは~するよう要求されている」
[50] (A)For children, team sports teach them the importance of (B)belonging a group.  Team sports are also (C)an aid to physical development.  In addition, those who exercise regularly usually feel better (D)about themselves.
50 [解答] (B)誤belonging a groupbelonging to a group
(訳)子供にとって、チームで行うスポーツは、集団に所属することの重要性を教えてくれる。チームスポーツはまた、身体的発育の一助にもなる。さらに、定期的に運動する人はたいてい、自信も持てるようになる。
belong自動詞なので、belong to ~「~に所属する」の形で使います。
[語句] belong to A「A(団体・組織など)に所属する」 / those who …「~する人たち」
[51] (A)After only a limited number of tickets will be (B)available for the Exile concert, many fans have already started to line up.  (C)Some of them have been standing in line (D)for over three days.
51 [解答] (A)誤AfterBecause[Since/As]
(訳)EXILEのコンサートは限られた枚数のチケットしか販売されないため、すでに多くのファンたちが列を作り始めている。中には、3日以上も列に並んでいるファンもいる。
Afterを用いると文脈に合わないうえ、時・条件を表す副詞節となるため、その場合はwillを使えません。理由を表す接続詞であるbecause/since/asを用いれば文意に沿った正しい表現となります。
[52] We spent (A)much hours (B)doing the math homework.  It then (C)turned out that the teacher had given us the (D)wrong problems to answer.
52 [解答] (A)誤muchmany
(訳)私たちは数学の宿題に多くの時間をかけた。その後、先生は私たちに間違った問題を解答させていたことがわかった。
形容詞much不可算名詞many可算名詞を修飾します。muchで修飾されているhoursは可算名詞なので「多くの時間」はmany hoursで表現します。
[語句] spent A (in) doing「A(時間)を~して過ごす」 / turn out that節「~であることがわかる」
[53] My wallet (A)was stolen at the airport!  I (B)should have been more careful.  Would you mind (C)borrowing me (D)some money? 
53 [解答] (C)誤borrowinglending
(訳)財布を空港で盗まれてしまった! もっと注意しておくべきだったよ。よければいくらかお金を貸してくれないかい?
本問では「財布を盗まれたので、お金を貸してほしい」という文脈なので、borrowing借りる」ではなくlending貸す」とすれば正しい表現となります。
なお「AからBを借りる」という場合、borrow B from Aとなるので、語法の点でも下線部(C)は誤りです。
[語句] Would[Do] you mind doing?「~していただけませんか」/ lend A B「A(人)にB(物・金)を貸す(=lend B to A)」

2014人文学部(キリスト教,人類文化)/経済学部2月10日実施

以下の49~53の各文の下線を付けた語(句)のうち、一つが誤りです。その誤りを(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。

[49] A:  I don’t like spicy food (A)very much.
B:  (B)Me, also.  I had some green curry when I went to Thailand last year.  It (C)was too hot for me.  I’ve never had anything (D)as spicy as that!
49 [解答] (B)誤Me, alsoMe, either[neither]
(訳)A「辛い食べ物はあまり好きじゃないんだ」
B「私もよ。去年、タイ旅行したときグリーンカレーを食べたの。私には辛すぎたわ。あれほど辛い料理を食べたことはないわ」
否定文で「~も」という場合は、tooalsoではなくeitherを用います。本問は会話文なので、Me, neither. ということもできます。
[50] (A)Until recently, most Japanese tourists (B)preferred to travel in groups.  Nowadays, (C)younger people like to go on vacation (D)by their own.
50 [解答] (D)誤by their ownon their own[by themselves]
(訳)最近までたいていの日本人旅行者は団体旅行を好んでいた。今日では若い人たちは一人で休暇旅行に出かけることを好みます。
本問では文脈上「一人で(出かける)」という意味になるようon one’s ownもしくはby oneselfを用います。
(A)until recently「最近まで」は「前置詞+副詞」の形になっていますが、慣用的に使われる正しい用法です。
[語句] prefer to do「~することが好きである」/ on one’s own「一人で(alone)/独力で」
[51] Most parents are (A)concerned about academic standards and (B)how their children are taught.  (C)As a result, the government plans to spend (D)more in education and to make learning fun.
51 [解答] (D)誤more inmore on
(訳)ほとんどの両親たちは教育水準と自分の子供たちがどのように教えられているかを心配しています。その結果、政府はより多くを教育に費やし、学ぶことを楽しみにしようと計画しています。
本問では動詞の語法に関する論点2か所に下線が引かれています。
まずは下線(A)の動詞concernです。be concerned about Aで「Aを心配している」という意味ですが、be concerned with Aとなると「Aに関係している/関心を持っている」という意味になります。
二つ目は下線(D)の直前にある動詞spendです。spend A on Bで「AをBに費やす」spend A (in) doingで「Aを~するのに費やす」という意味になります。
(D)more inmoreは形容詞manyの比較級ではなく、「より多くの事[もの]」という意味の名詞、もしくはmore money省略と考えられますから前置詞onを用いれば、spend A on Bの正しい表現となります。
[語句] make A B「AをBにする(SVOCの語法)」
[52] The (A)recently-opened city hall is (B)closely to the railway station, not (C)far from the shops and other (D)major facilities.
52 [解答] (B)誤closely toclose to
(訳)最近開館した市庁舎は鉄道駅に近く、店や主要な施設から遠くない場所にあります。
本問での主要な論点は下線(B)、(C)に関する「形容詞[副詞]前置詞」の表現です。
(B)closely to the railway stationの部分は補語になるので、形容詞closeを用いた表現close to A「Aに接近した/ごく近い」を用いれば文脈に合った正しい表現となります。
[語句] far from A「Aから遠い/Aにはほど遠い、決してAではない」
[53] I don’t think it (A)will take us long (B)to complete our homework, so after we (C)finishing we can (D)go for a swim.
53 [解答] (C)誤finishingfinish
(訳)宿題を仕上げるのに長くはかからないと思うよ。だから、終わったら泳ぎに行けるよ。
本問でのafterは、時・条件を表す副詞節を導く接続詞なので、現在分詞ではなく現在形finishにすれば正しい表現となります。
このようなはたらきをもつ接続詞は他に、when(~するとき)/if(もし~なら)/until(~まで)などがあります。

2015法学部2月12日実施

以下の54~58の各文の下線を付けた語(句)のうち、一つが誤りです。その誤りを(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。

[54] Daniel Radcliffe (A)rose to fame as the title character in the Harry Potter film series.  Now one of the world’s (B)most recognizable people, Radcliffe leads a fairly normal life.  In addition to his fame, he made (C)a few of good friends working on the Harry Potter films, (D)including his two co-stars. 
54 [解答] (C)誤a few ofa few
(訳)ダニエル=ラドクリフは、映画のハリー・ポッターシリーズの題名と同名の登場人物として有名になった。世界で最もよく知られている人物の一人であるラドクリフは、現在、ごく普通の生活を送っている。その名声に加えて、彼は、共演した2人のスターを含む、ハリー・ポッターシリーズで一緒に働いた親しい友達が何人かできた。
代名詞few「少数の人[物]」を用いたa few ofのあとには所有格特定のtheをともなった名詞が続くので、下線部(C)が誤りになります。
本問ではofを除いてa few(このfewは形容詞「少数の」)とすれば不特定の名詞を続けることができます。
[語句] rise to fame「有名になる」/ recognizable(形)認識できる/見分けがつく / lead a ~ life「~な生活を送る」/ in addition to A「Aに加えて」
[55] At Bob’s company, the employees (A)are used to work long hours, sometimes (B)even past midnight(C)At the same time, they are rewarded (D)for their hard work by receiving extra pay, so no one complains.
55 [解答] (A)誤are used to workare used to working
(訳)ボブの会社では、社員は長時間働くことに慣れていて、時には夜中の12時を過ぎることもある。同時に、彼らは臨時手当をもらうことによってきつい仕事に対して報われるので、誰も文句は言わない。
Aに慣れている」という意味のbe used to Aにおいて、Aは名詞/動名詞(doing)が入るので、Aの部分が動詞workとなっている下線部(A)が誤りです。
[語句] employee(名)従業員⇔employer(名)雇い主 / reward A for B「Bに対してAに報酬を与える」
[56] One task (A)of researchers (B)is to provide concrete (C)evidences that demonstrates that new (D)theories are correct.
56 [解答] (C)誤evidencesevidence
(訳)研究者の仕事の1つは、新しい理論が正しいことを例証する具体的な証拠を提供することである。
本問の論点は不加算名詞です。evidence証拠」は不可算名詞なので不定冠詞a/anがついたり、複数形になりませんのでevidencesとなっている(C)が誤りです。なお、下線部(D)のtheoryは加算/不加算で使われる名詞です。
【参照】頻出論点(1)不可算名詞
[57] A:  Did I happen (A)to lend the new Mr. Children CD to you?  I can’t find it.
B:  I’m (B)not sure, but I don’t remember (C)to listen to their new album.  Maybe you lent it to (D)somebody else.
57 [解答] (C)誤to listenlistening
(訳)A:「新しいMr.ChildrenのCDを君に貸したかな?見つからないんだけど」
B:「分からないけど、彼らの新しいアルバムを聴いた覚えはないな。たぶん、誰か他の人に貸したんじゃない?」
本問ではremember (C)to listen to…を見た瞬間にremember to do/doingの使い分けを瞬時に思い出せるかが時短のカギになります。
I don’t remember to listen to their new albumでは「彼らの新しいアルバムを聴くことを覚えておきません」という意味になり、会話の内容に合いません。
remember listeningとすれば「彼らの新しいアルバムを聴いた覚えがありません」となり、正しい表現になります。

【参照】頻出論点(3)不定詞(to do)vs動名詞(doing)
[58] I’m sorry (A)to have kept you waiting.  When did you (B)get here ?  I was (C)caught in heavy traffic due to the road being (D)under constructions
58 [解答] (D)誤under constructionsunder construction
(訳)お待たせしてすみませんでした。いつここへ着きましたか。道路が工事中のおかげで、ひどい渋滞に巻き込まれていたのです。
constructionは「建設(作業) 」という意味では不可算名詞で、複数形にならないので(D)が誤りです。
[語句] be caught in a[the] traffic jam「交通渋滞につかまる」
【参照】頻出論点(1)不可算名詞